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妄想と欲望のはざまで04

『邂逅4』

me007.jpg

みぃが言うところの「妄想癖」。
それが、いかに倒錯的な欲望に根ざしているかを、彼女はメールで、改めて綴ってくれている。

ある昼下がり。
子供たちは公園で無邪気にはしゃぎ、喚声は公園の広さにかき消えていく。
公園を取り囲むように、灰色のビルが虚しく立ち並んでいる。

わたしは・・・ここにいる。

この誰にも見えないような、そして誰にでも見られてしまう一角に。ふと見上げると、空は冴え冴えと澄み渡り、雲は所在なげに漂うばかり。まだ、ほんの少しだけしか暖かさを帯びていない風が、頬と肢体をなぶる。

わたしは・・・ここいる。

身動きの取れない四肢。あられもなくさらけ出された、私の全て。熱を帯び、紅潮した肌を剥き出しにして。

あなたは・・・そこにいる。

見えているけど、手の届かない、その部屋で。息を殺し、私を見つめる。狂気にも似た、その瞳で。私のすべてを見つめている。

09220005.jpg

私の横には、見ず知らずの男が、饗宴を繰り広げる。私の裸体に頬ずりし、嬲り、足蹴にし、愛撫する。
開け放たれた窓越しに、私は見つめる。このマンションの見慣れた一室で。窓に向かい、束縛された肉体をさらけだしたまま。


あなたは・・・見つめている。

向かいの建物の一室で、窓際にじっと座ったまま。
拳を握り締め、歯ぎしりをして。まるで取り憑かれたように、私を凝視する。額には汗。感情の高ぶりが見て取れるほどの緊張した表情。

貴方の見たことのない、私。
貴方の知らない、私。
何も隠したことなどないはずなのに、貴方の前では決して見せたことのない表情の数々。

「あなた・・」
届かない声。

「あなた・・」
窓越しに貴方に向けて叫ぶ私。乱れる意識。

こんなに近くにいて遠い。届かないはずなのに、手に取るように解る貴方の心。
声にならない声。意識の中だけで、ひたすらすがるように叫びつづけている。

陵辱される肉体。翻弄される意識。
不安。興奮。昂揚。恐怖。恍惚。狂乱。虚脱・・・

頂点に達する感情。
肉体の絶頂。
何度も繰り返される恥辱。
開花していく肉体と精神。

me008.jpg

「あなた・・」
窓ガラスには汗がこびりつき、ひきずられたような跡を残す。


閉じられたカーテン。
消えていく貴方の面影。

(みぃのメール抜粋)


(つづく)

※体験を基に描いていますが、一部フィクションが含まれています。
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