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妄想と欲望のはざまで09

『密会4』

me015.jpg

ときめいていた。
今日初めて逢った人妻と、ホテルに向って歩いている。
いや、初めてとはいえ、長らく恋焦がれてきた女である。
私は隣を歩く彼女を、さりげなく盗み見る。


光を浴びた彼女の姿が新鮮で、思わず私は目を細めずにはいられない。

何より際立っているのは、まばゆいばかりに輝く肌の美しさだった。あまりにも白いため、強い陽射しでジリジリと焼け焦げてしまうのではないか、そう心配してしまうほどだ。

私が滞在するビジネス・ホテルは、部屋の大半がベッドに占められてしまうような安宿だった。

「貴女が来るのだったら、もっといいホテルに泊まっておくべきでした」
そんな言い訳をしながら、美智子を部屋に誘い入れる。
すると、たちまち二人の体温と熱い吐息で、空気がよどんでいく。その日はなぜか空調が効かず、狭い部屋はうだるように暑い。

一人掛けの椅子に彼女を座らせてから、冷えたジャスミン・ティーをすすめ、私はベッドに腰を下ろした。

「やっと逢えましたね」
カフェで口にした言葉を繰り返す。
ついに逢えた、二人きりになれたという実感を、何度でも確かめたかったからだ。

美智子は何も言わず、はにかみ微笑むばかり。ホテルで二人きりになり、緊張が蘇ってきてしまったのだろう。うつむいたまま顔を上げようとしない。

それでも、すぐそばに彼女がいて、同じ部屋の空気を吸っている。そう思うだけで、私は幸福感をおぼえていた。
と同時に、逃げた小鳥を籠の中に捕えたような安堵感が、なぜか胸に広がっていく。

彼女が萎縮しているのをいいことに、私は無遠慮で粘りつくような視線を投げかけ、お茶を飲む姿を観察する。
ルージュに彩られた赤い唇が濡れ、白い喉が上下に動く様が、ひどくなまめかしい。

いくばくか続いた密室での沈黙が、二人の間に重苦しい緊張感をもたらしていた。
互いの体温と吐息、欲望が混ざり合い、部屋は鍋底のように暑い。額に浮かんだ汗が、玉になってこめかみを伝い流れていく。

(どうしたものか・・・)
私は話しかけるタイミングを計りかねて思案していた。
顔を突き出せば、彼女の髪の薫りをかげるかもしれない。
手を伸ばせば、まろみを帯びた乳房に触れることもできるだろう。
そんな不埒なことを考えている時だった。

「あの・・・お手洗いをお借りしたいのですけど」
沈黙を破ったのは美智子だった。もじもじと恥ずかしそうに口にする。
「あ、どうぞ」
そっけないくらい恬淡に、バスルームの扉を指さす。ニンマリとしたい気持ちを表情に出さないように。その様子から、即座に小用だなと思ったのだ。

彼女がバスルームに消える。
聞き耳を立てるなど、ケチなことはしない。
今頃、スカートを捲りあげ、ショーツを下ろしただろうか。彼女の秘所から、生温かな「ゆばり」が、チロチロとほとばしっている最中かもしれない。
そんな想像を楽しむだけで十分すぎた。

水洗が流れる音が部屋に響いた。もうすぐ美智子が出てくる。今は鏡に向かって、メイクをチェックしているところだろう。

(慌てることなど何もない・・・彼女は抱かれるためにホテルについてきたのだから)
そう考えると、心にゆとりが生まれた。
逢瀬の前に彼女からもらったメールを、頭の中で反芻してみる。

私は今、あなたのことを考えながら、熱く潤うほそい蜜道に指を絡ませ痴態を演じています。
胸の蕾を開くように指をあてがい、あなたの熱く反り返った肉幹に手をかけ、樹液をすすっているのです。
蘭にも似た花弁を掻き分け、押さえることのできない衝動を感じながら、今、この時を過ごしています。

どうか、哀れだと思わないで下さい。
あなたにだけ開く花を育んでいるのだと、そう想って頂きたいのです。
何度でも、わたしはあなたを想い、この花を濡らすことでしょう。そして、あなたの樹液をすすり尽くすまで、貪欲にあなたを求め続けるのです。

そして・・また、甘く切ない時間が私を支配し始めました。 あなたと官能的な時間を過ごしたいと・・・

(みぃのメール抜粋)


私の肉幹は透明な樹液を滴らせながら、獲物が再び姿を現すのを、今か今かと待ちわびていた。

(つづく)

※体験を基に描いていますが、一部フィクションが含まれています。
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自然の営みは。
智さま


美しい薔薇の花には棘があると。。
でも。そんな花弁の甘露な蜜を
舌で啜る蜜蜂にも毒針をその肉棒に

隠し持ちながら。花蜜を堪能しながら
味わう。。こっそりと花々は
彼等を子孫を残す実を付ける雄蕊を

知らぬ間に彼等に託し。子宮に身を宿す。

花もそれに群がる雄達も。
それぞれの目的を果たす為に。。
お互いを必要としているこの世界です。

男と女も。。摂理に従い。生きている。
[ 2014/03/23 22:31 ] [ 編集 ]
こんばんは
智 様

こんばんは
先日は、生意気な事を失礼しました。(汗)
スマホからのテンプレートが変わっておりますね。
とても読みやすくなりました。
ありがとうございます。

この展開、ドキドキしますね。
続きが気になりますが明日まで我慢(^^)
私は最初からお部屋でしたので(自ら望みましたが決してそのつもり・・・ではなかったのですよ)

沈黙に耐え切れないほどの緊張が私にも伝わってきます。

どうでも良い事かもしれませんが、ジャスミンティーに「わっ!」と反応してしまいました。
ジャスミンティーはご調教中にいつも飲んでいるのです^^

[ 2014/03/24 00:10 ] [ 編集 ]
こんにちは
ken様

男女の性愛を花と蜂に喩えられたkenさんのロマンティストぶり、垣間見させていただきました。
「自然の摂理」における生殖は遺伝子を遺すための繁殖行為に過ぎませんが、「快楽を求める行為としてのセックス」、「コミュニケーションとしてのセックス」という意味では「人間の摂理」と言い換えることも可能なのでしょうか。

ネットを利用した調教や、緊縛主体のSMプレイなど、およそ繁殖と関係があるとは思えない性的行為に、どうして人は(自分は)これほど夢中になるのか・・・もっと言うと同性愛は、繁殖と無縁の性愛ですし。
想像力、創造性こそが人間の人間たる所以なら、性愛に対する工夫こそ「最も人間らしい営為である」と言えなくもない気がします。

また、男女の性欲の差異については、私も非常に興味があります。
ちなみに、脳の視床下部にある性欲中枢は、男の方が女性の2、3倍も大きく、性欲昂進ホルモン、テストステロンの分泌にいたっては、男性は女性の10~20倍だそうです。

さらに興味深いのは、男性の性欲中枢が攻撃中枢の近くにあって影響を受けているという説。ドーパミン分泌による快楽以上に、男性はアドレナリンが性欲と密接に関係しているようですね。と、サディストの自分を擁護してみるw

書き足りないのに、この長さ^^;
書き込みありがとうございました。
[ 2014/03/24 10:31 ] [ 編集 ]
ジャスミン・ティー
なほこ様

いつもご愛読、書き込みありがとうございます。

生意気だなんて、とんでもありません。私がご意見をうかがい、それに対して率直にご進言いただけて、非常に助かりました。さらに、読みやすくなったとおっしゃっていただくと、大変うれしいです。

誰しもが「初めての○○」という時には緊張を強いられるのでしょうが、なほこ様の場合は「初めてご調教」。さぞやご緊張されたのだろうと推察申し上げます。

沈黙が気にならない、気の置けない関係を築くまでって、人にもよるのでしょうが、案外と時間がかかるものです。
けれど、沈黙が気まずいのではなく、沈黙の中に緊張感を孕んでいる状態は、男女においては時に必要かとも思います。要するにドキドキ、ワクワク感が大切って話ですw

ジャスミンティーは当時、私がハマっていたのだったと思います。私は珈琲党ですが、一時は紅茶や中国茶に傾倒したこともありました。ジャスミンの香りをかぐと身体が疼く・・・みたいなことございませんか?w

これからも、フランクにご意見、ご指導いただけると幸いです。
[ 2014/03/24 10:34 ] [ 編集 ]
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